だらだら日記
銅版画「女子高生の夏」
この間やった銅版画がデザインによく似ていた。
まず描くものを決める。
オープンキャンパスだから女子高生にした。
紙に下絵を描く。
銅版画は銅板にニードルで傷を付けて版をつくるんだけど、
あまり時間もない上に、鉛筆のように上手くコントロールできるものではないだろうなと思って、
漫画チックに線だけで描くことにした。
文字も入れた。版画だから紙を裏表ひらひら左右を反転させる。
下絵ができたらカーボン紙で銅板に転写する。
いちど描いた線を上からなぞると、スピードや抑揚は全く違った線になって転写される。
このときアクシデントが。
JKと文字のすき間が妙に離れてしまった。
カーボンはこすっても消えないし、
ちょっと悩んでそのまま足をのばした。
俺、天才。
ということで彫る。
思ったより難しい。金属を金属で彫る。
カーブなんか無理無理。直線すら無理。
一応線に強弱をつけるくらいはできた。
反転した文字も地獄。
漢字なんか入れた俺が馬鹿だった。
指がしびれてきたところでひととおり彫り終わる。
L版くらいの小さな版を相手に
「きっつい!笑」の一声。
tkt_さん(版画科)に教えてもらって刷る
インクを塗りこんで、2種類の布でぐりぐりすると
彫った溝にばっちりインクが入っている。
彫りの浅かったところがインクとれてしまったけど
tkt_がいれてくれた。
そしてプレス!!
ハンドルをまわす。ハンドルをまわす。
重すぎず軽すぎず心地よいプレス。
さあ運命の瞬間
人生初の銅版画、ご開帳であります。
バッ!すごい!きれい!
初めてで、こんな短時間で、こんなにきれいなものができてしまったかと
軽くショックを受けつつ、一連の作業を通じて見えたものの多さにふるえた。
続きはまたあした。
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