料理は人並み。
15歳(2067)のときに両親が事故で他界。
18歳(2070)から母親のギターで歌い始める。
19歳(2071)から居酒屋でライブをしたり作品を売って生活費を作る。
ライブを始めて5年、持ち歌は25曲
19歳(2071)
ライブを始めて5年、持ち歌は25曲
1、団地のうた (2070.3)
2、土星 (2070.8)
3、カヤック (2070.8)
4、林檎の樹 (2070.9)
5、狐 (2070.10)
6、汐風 (2071.8)
7、焚火 (2071.8)
8、朝顔 (2071.9)
9、あんまりかわいくない犬 (2071.11)
10、牛乳 (2071.12)
11、鹿とわたし (2072.1)
12、インターネットの森 (2072.3)
13、sleep1 (2072.4)
14、sleep2 (2072.5)
15、あじさいの庭 (2073.7)
16、べつに何もうらめしくない(2073.9)
17、6月 (2074.7)
18、8月 (2074.9)
19、9月 (2074.10)
20、ギター (2075)
21、あなたの髪 (2075)
22、生活 (2075)
23、瑠衣 (2075)
24、星 (2076)
25、かたち (2076)
26、金星のなみだ (2076)
初期のライブでは自分の曲とビートルズのカバーなどを歌っていた
好きなもの
植物、野菜、ねこ、食べること、お酒、
シロが作ったプレーヤーで再生して聴いている。
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1、団地のうた (2070.3)
ここは昔団地だった
いま2人だけ静かに暮らす
都会ではラジオが流行っている
猫と星空が降ってくる
宙を伝う振動をつかまえる
かつては上中の原団地
チューリップの花ひらく花壇に
かつては上中の原団地
/////
1、団地のうた (2070.3)
ここは昔団地だった
いま2人だけ静かに暮らす
都会ではラジオが流行っている
猫と星空が降ってくる
宙を伝う振動をつかまえる
かつては上中の原団地
チューリップの花ひらく花壇に
かつては上中の原団地
アンテナの下でねむる
朝もやの先で
ゆらゆらと迫るように
2020年の空は青かった
2020年の空は青かった
というけれど
きっと作り話
ゆらゆらと迫るように
2020年の空は青かった
2020年の空は青かった
というけれど
きっと作り話
静かな音に包まれて
雲は流れる
オールを伝う水もやわらか
雲は流れる
オールを伝う水もやわらか

4、林檎の樹 (2070.9)
取り残された音速の飛行機
幾十年の年月を経て
飲み込まれた大きな樹に
大きな大きな赤い果実
蒼い大地を染めてゆく
ぐらぐらとゆれて
大地におちた赤い実
割れた黄色とのコントラストに
集まる小鳥たちと
蟻の群れ
走るうさぎと夕日に照らされて
きょうも一日がおわる

5、狐 (2070.10)
みどりが池の
石の祠には
百地蔵と狐の家族
紅い襟巻きなびかせ
駆け回る若い肢体
切れ長のまなざしは
変わらず迎えてくれる
踊ろういつの世も
太鼓と笛の音と
小さな祠のそばで

6、汐風 (2071.8)
まぶしく光る砂浜
岩場に腰かければ吹き抜ける
ぬるい潮の香り
髪をゆらす
ああ、どうするんだろう
流れる日々
母の約束も果たせぬまま
風に吹かれていた
7、焚火 (2071.8)
ゆれる透ける舞上がる
浮かぶ影消える
煙る煙る煙る
はねる泳ぐ薫る
火の粉回る回る消える
光る光る光る
遠い山に落ちる
鳴らす瞑る見える
煽る煽る煽るように
騒ぐ星夕闇のその奥
8、朝顔 (2071.9)
9、あんまりかわいくない犬 (2071.11)
近所に住み着く野良犬
おまえあんまり可愛くないね
僕とよく似ている
夕日はどんな色をしている
花はどんなかたちをしている
雨の音が哀しいときは口ずさもう
10、牛乳 (2071.12)
揺れない樹々のシルエット
メロディを口ずさむことも
振り向くことも
振り向くことも
電波も缶コーヒーも人影も
真っ白い夜の森で
5線譜を渡って
真っ白い夜の森で
ほうきに跨って
真っ白い夜の森の
真っ白い腕に抱かれていた
月面旅行のよう
丸い樹と四角い樹の間から
光が射し込んでくるよ
ノーは言わない
0と1しかない空間の
すべてはメロディアス
光源はどこまでも
続くのならば歌っていよう
月の歌と星の歌と太陽の歌を
悲しい気持ちだった
打ち寄せる波は
白く輝いていた
若者の歌を頼りに
駆け抜けた広野にまた
元気で帰って来たいと思った
流されてゆく
時計を失くしても
凍てつく峠の
遥か先花火のまたたき
流木のかたちに
言葉を見失えば
15、あじさいの庭 (2073.7)
妖精は
雨つぶのむこうで
光を数えている
19、9月 (2074.10)
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