2013年4月7日日曜日



音はいつも鳴っている
聞くか聞かないかは当人の意識次第で
たいていの音は聞こえていない
ことになっている

土を踏む感触とか
水を飲み込む感触に
思い切り研ぎ澄ました感覚で触れると
瞬間的に世界が変わって見える

知る前はすべてが尖っていた
知って行く過程で無意識に
知っているものになっている

何百回も聞いた音楽
初めて唄った日
感情が声に乗って口から流れ出した
知っていると思い込んでいた
ほとんどのことは
ほんの一面しか知っていない

今の自分の目と耳で
もう一度世界をちゃんと見ようと思う




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