2012年9月29日土曜日






人の絵かくのと

デザインの図かくの

使う感覚全然違うけどなんでかなと思った。

手順

人の絵かくときは

現実「人(リアル)」→想像「人のイメージ(抽象的)」→絵「イメージと画材の組み合わせ(イラスト)」

デザインの図かくときは

想像「デザインのイメージ(抽象的)」→絵「形状を描いてみる」→現実「もの(作った)」(っぽい絵)

人の絵は現実に始まり絵(イメージ)に向かって「まとめていく(洗練)」のに対して、デザインの図は想像(イメージ)に始まり現実に向けて「補強していく(付加)」。逆向きな感じする。

前者は現実を整理して見やすくする力を使う。後者はイメージに形を与えて具体化していく力を使う。

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現実を整理して見やすくする力

友達の顔を描いた。ググって見つけた彼の写真を2、3枚並べて、輪郭、パーツの印象、表情を黒い線だけで描いた。

立体物を線だけで描くのだから、線にはいろんな情報が集約される。白と黒に、コントラストを上げる程、見やすく、イメージをストレートに伝達できる。

余談ですが、
目や口は写真と見比べると、実は全然違います。かたちを似せて描いてみたけど彼っぽさが出ませんでした。輪郭やパーツの配置もピシッと合わせてしまうと逆に気持ち悪く、なんやかんやで最終的に触覚を生やしました。

情報を洗練して、線に集約していった結果、パッと見でなんか面白い絵になっていく。線に味わいが詰まっていて、じっと見ていると笑える。彼を知っている人なら多分。

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イメージに形を与えて具体化していく力

レコーダーを描くとき、まず、なんとなくの量感や表情のイメージを頭にうかべて、紙にのせていく。最初はイメージ通りにならないから、盛ったり削ったりしてバランスを整えていく。
するとグレーの固まりができるので、質感を描き加えてものっぽくしていく。

この過程ではかたちをつくる力とものをつくる力を、それぞれ使っている。

造形バランスを整えたり、アクセントを加えて、かたちをつくる力は、やきものをつくる感覚に似ていて、びびってると面白くないし、触りすぎると下品になる。
センスと度胸。かたちをつくる力。
あ、なんかこれは顔描くのと同じですね。

ものをつくる力は、素材の知識。プラスチックはこういう風に成形するとか、金属を叩いて曲げたり削ったり、頭のなかで手を使ってトンテン組み立てていく。頭のなかのアキバへ行って、スイッチ買ったり。

要するにデザインのスケッチは現実の代用っぽい。粘土買ったり、金型作ったりは、たくさんお金かかるもんね。

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結局、人の絵かくのと
デザインの図かくのは
引っ張ってくる知識は違うけど
造形する、とか表情をつくる、って意味では同じ感覚を使ってるっぽいです

ちゃん(U・ˑ̫・)



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