2012年8月2日木曜日




文字は便利だけど
文字は危うい。

文字は人を傷つけたり
心を疲れさせたりする。

特に、ワードやイラレに入っている
誰かがデザインした文字がこわい。

いわゆる活字がこわい。

手で書いた文字と比べて、
活字の表情はカタイ。

90年代後半に流行したポリゴンCGによるアニメーションは、
リアルなようでしかし表情が不気味だった

あの感じに似ている。

3Dのリアルな動きを手に入れた
ポリゴンCGは、一見表情豊かなようで
しかしよく見るとあまりに不自然な顔をしていた。

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誰かに何かを伝えたいとき、
安易に文字を書き連ねると
あんなに柔らかった気持ちが
何時の間にか形式ばって、行儀正しくなってしまうことが

ときどきある。

それが文字の力だと思う。

もしかしたら、言葉を交わした方が、
おにぎりをあげた方が、
あるいは肩にポンと触れたり、
目を見ただけでも、
その方がより、あの時の気持ちを正しく
伝えることができたのかもしれない。

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活版

活版とは印刷するために作られた版のこと。
それと、活版に使う文字や印刷された文字が活字だ。

活字が溢れている。PCから印刷された文字も活字で、見渡せば必ずどっかに活字がある。
僕は手紙が好きで、手書きの文字をみるのが好きだ。
活版の進化は印刷とともにあった。活版にしないとコピーできなかったからね。
でも今は事情が変わっている。
スキャナで簡単に手書き文字を版にできるし、
印刷したり、データとしてのこす環境も整っている。
手書き文字が空中にぱっと現れては消えていくような
そういう世の中よ来たれ。

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メールとかツイッターとか

いっぽうでは、キーボードで字を打つ機会が増えている。
ケイタイも含めたら、一日で5千発くらいキーボード叩いてるんじゃないかな。
MSゴシックで流れてくる文字はどれも同じ顔をしているかといえばそんなことなくて
打った人によって表情が全然違うの不思議。
文章に気持ちを潜らせるのが上手になっていく。
文章の陰側にある気持ちがわかるようになっていく。

それってすごくない?チョベリグだよね。(チョベリバ)



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